2021年11月29日(公開日2021年11月29日)
HTML(HyperText Markup Language)とは、Web上にあるページを作成するために開発された言語のことを指します。
このHTML言語で作成されたメールのことを「HTMLメール」と呼んでいます。
HTMLメールの魅力は、なんといっても見栄えの良い装飾ができることです。
文字のフォントや色、大きさを変えるだけではなく、画像や動画を使うことにより、読者の目を引くメールを作ることが可能となります。
メールの最初から終わりまでテキストばかりのメールだと、離脱してしまうユーザーも多いので、特にBtoC企業を中心に自社のメルマガに採用されるのが一般的です。
まず最初に、HTMLメールの構成から考えていきます。
など、HTMLメール自体の作成に入る前に、まずはしっかりと構成を考え、挿入する文章は変更がないようにしておきましょう。
そうすることで、制作物の納品スピードが変わってきます。
また、途中でころころテキストを変更していると、何かの手違いでチェックミスが起こる可能性も出てきます。
この時点で決められるものはしっかりと決めておきましょう。
デザインが確定したら、今度はその設計図をもとにコーディングを施していきます。
先ほど前半で説明したHTML言語を使って、テキストや画像の配置指定、文字色や大きさなどを詳細に指定していきます。
デバイスによって表示のされ方も変わってくるので、HTMLの知識があったとしてもちょっとしたミスで崩れが起きたりもします。
注意してコーディングを行いましょう。
さて、HTMLデータと画像フォルダの準備ができたら、最後にアップロードをしてきちんと配信ができるかを確認しましょう。
こちらをやらずに配信日を迎えると、HTMLメールが見られないユーザーが出てきたり、そもそも配信ツールに添付ができなかったり、意外と問題は起こるものです。
事前にテストで配信チェックをしておくことが非常に重要になります。
そのため、できるだけ早く文章やデザインを確定させ、テスト配信に間に合うように事前に作成を進めておきましょう。
テンプレートを使って自社でHTMLメールの作成をすることも考えられますが、メール配信ツールの中にあるテンプレートだと、どうしても表現が限られてしまいます。
そのため、他社と似たようなメールが出来上がってしまうことも多いのが現状です。
また、自作をするにしても、どうしても表示の仕方が上手くいかなかったり、思うようにデザインができないことも多いのが実情です。
特に、受信側の環境によって表示が崩れるといった、技術的な部分での問題発生がケースとして一番多いです。
せっかくHTMLメールを準備したのに上手く表示されず、結局「配信予定だった期日を伸ばすことになってしまった…」なんてことにもなりかねません。
また、HTMLメールの作成において、送信者の情報を明記することや、配信解除のためのリンクを明記することなど、法律面で必ず記述が必要なものがあり、チェックすべきことが意外と他にもたくさんあります。
そこで、いざという時にサポートしてもらえる環境を作るために、きちんとしたHTMLメールの制作会社や外注業者にお願いをすることをおすすめしています。
など、どういった目的でHTMLメールを採用するのかという理由は、企業様によって全く違います。
改めてどういう風な目的でHTMLメールを作成するのかまとめておくと良いです。
HTMLメールで使いたい基軸となる色(キーカラー)や、どういったイメージのデザインにしたいかをすり合わせする必要が出てきます。
その際はまず自社のWebサイトやLPなどを準備しておくと良いですね。
また、他社の事例を見ておいて、サンプルとして出していただくのも良いと思います。
こちらのサイトが便利です。
メルマガデザインを集めたギャラリーサイトMAIL LIBRARY
まずは実績があるかどうかを確認しておきましょう。
もちろん、クラウドソーシングサービスなどで活動している方でも、作成することは可能ですが、しっかりとした法人・制作会社に依頼する方が安心です。
過去にどういったクライアントを担当していたのか、それがある程度知名度のある企業様だったとしたら問題ないでしょう。
また、過去の制作数も参考になりますね。
なので、Webサイトに制作実績やお客様とのやり取りなどを載せている制作会社を選択しましょう。
料金に関しては、どれぐらいの工数がかかるものを作るのかにもよりますが、安すぎる業者は、サポートなどの工数が含まれていないことが多くおすすめできません。
大体の相場としては、テンプレートを使った作成で5万円前後。
デザインからコーディングまでオリジナルで作成する場合は10~20万円あたりになります。
上記のような条件で選定をしていき、あとは気になる制作会社に連絡をしてコミュニケーションを取ってみましょう。
実際に話をしてみて担当者がどんな雰囲気なのか、どういう流れで制作を進めてくれるのか確認をしておくことが何よりも大事です。
丁寧に制作のサポートをしてくれる会社があれば、そちらにお願いするのが安心です。
また、基本的には問い合わせをして料金を取るところはないです。
なので、ホームページでサービス内容を確認するだけではなく、事前に問い合わせをして実際に相談しておきましょう。